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【18禁】やる夫たちは浮気するようです 『入会しなかった女性メインのSS』

1015 名前:隔壁内の名無しさん[sage] 投稿日:2014/10/03(金) 00:26:26.74 ID:pjJThh/n
先日言っていた「入会しなかった女性メインのSS」が出来上がったので投下したいと思います。エロは少なめというかほぼ無し。
風邪治ってからって? うん、治ったから書いたよwwww

で、改めて見てみると>>961さんの言っていた「やる夫を使った純愛」になってる……すいません。先んじてやります。
1016 名前:隔壁内の名無しさん[sage] 投稿日:2014/10/03(金) 00:27:52.28 ID:pjJThh/n
 その瞬間、感じていたのは恐怖だった。
「あんなサイトでヤりまくってるんだろ? 俺も仲間に入れてくれよ」
 深夜、コンビニの従業員スペースで私を押し倒したバイト仲間はそう言って私の服に手をかける。
 悲鳴をあげた。いや、あげたつもりだったけれど声は出なかった。
 どんあ風に抵抗したのかは覚えていない。
 ブラウスのボタンは引きちぎられ、制服代わりのエプロンは乱暴に丸められて放り捨てられていて、
 何度か殴られたようで青あざも出来ていたし、爪か何かでひっかけただろう出血もあった。
 それでも私が貞操を保っていられたのは、気まぐれでわざわざ自分のバイト先へ買い物に来た彼が、
 様子がおかしいと飛び込んできてくれたおかげで、連絡を受けたオーナーが到着するまでの間、私は彼の背中に縋りつくようにして泣いた。

 彼――――やる夫がうちに来て私に事の顛末を語ってくれたのはそれから数日後。
「詳しくは聞かれたら教える」とだけ言ってやる夫は掻い摘んで話してくれた。
 とあるアダルトサイトに私に非常によく似た女の人が写真を掲載しているということ。
 そして、その女性を自分だと思い込んだバイト仲間がサイトの事を出せばいうことを聞くだろうと思って私に襲いかかったのだということ。
 最後に、バイト仲間だったあの男は店を辞めることになったということ。
「そのサイト……は?」
「……見る必要はないと思うお?」
「……でも、見なきゃいけない気がするの」
 やる夫はため息をついて自分のバッグからタブレットPCを取り出してそのサイトを開いて見せてくれる。
 サイト名は『ダディの家』。
 同名のサークルのホームページということで、そこにはそのサークルに参加している女の人たちの顔写真と、あられもない姿が掲載されていた。
 サークルに会員として登録すれば動画も見られるらしかったが、それはいい。そして、ほんの少し画面をスクロールさせたところにその女性(ひと)を見つける。
 画面に映っていたのは髪の色こそ違うものの私とよく似た髪型と顔立ち。そして似ても似つかないその経歴。そして……

――――掲載NO.06 : ミーアさん――――

 私“ミーア・キャンベル”と同じ名前だった。


 それから半年ほどして、私の希望で私たちは『ダディの家』の代表者ダディさんと、件の『ミーアさん』と直接会う機会を得た。
 何度も止められたけど最終的には「やる夫が一緒で、一度だけ」という条件付きで許可を得る。
 やる夫からダディさんへ連絡を取ってもらい見学という形でダディの家のイベントに出向かせてもらった私たちは見た。
 何人もの男の人が囲んで一人の女の人を、或いは逆に男の人一人に何人もの女の人が身体を擦りつけるように媚びるその光景のただなかに彼女はいた。
 加工してあると言ったサイトの写真とは違う私と同じ桃色の髪の彼女。
 男の人たちに見せつけるようにエッチに踊って、男の人のアレを脚で弄んで笑って、お尻を叩かれて悦んで、思い出したように泣きじゃくって、抱きしめられて微笑んで。
 とらえどころのないようで不思議な気品のある彼女の淫らな姿から、私は目を離せなかった。
「先方には話を通してありますから、この後直接お話しする場を用意しますね」
 ダディさんはそう言って自分も服を脱ぎながら加わっていく。
 右を見れば茶髪の若い女の人が一回りほど年上らしい男性にお尻の穴をいじられておねだりし、左を見ればグラマーな熟年の人が縄で縛られて声を上げて、
 正面では自分そっくりの『ミーアさん』が男の人の精液を浴びて幸せそうに笑っている。
 誰も彼もが理性を放り捨てて性欲に溺れたパーティの中で、見ているだけの自分がおかしいみたいな錯覚に囚われそうになって引きずり込まれそうな気さえした。
 同時に、そんな私をつなぎとめるみたいに手をつないでいてくれたやる夫がとても頼もしく感じられた。


「やはり入会はなしですか?」
「はい。ありがとうございました」
 深々と頭を下げて私たちはダディさんと別れる。
 あの後『ミーアさん』――――ラクスさんとお話して、いろんなことを聞いた。
 とても口外できないような過去のことも、それが原因で今苦しんでいることも、ダディの家が彼女にとって素直に喜びを見出せる場なのだということも。
 そして、彼女の中にいる『ミーア』のことも。
 二度と会うことは無いだろうけど、別れ際に「あなたもあなたの幸せを見つけてくださいね」と柔らかく笑った彼女のことを私は一生忘れないだろう。
 あの言葉に背中を押された気がしたから。私も、私の心に素直になって、勇気を出そうと思えたから。
「ねぇ、やる夫」
「ん? なんだお?」
 あの日からどうしても怖かったあの行為が、怖くなくなったから。
「今日、家に行っていい?」
 面喰って顔を真っ赤にするやる夫。その腕に抱き着きながら、私は心の中で「ありがとう」と届くことのないお礼の言葉を彼女へ向けた。

1017 名前:隔壁内の名無しさん[sage] 投稿日:2014/10/03(金) 00:30:57.00 ID:pjJThh/n
超短編で恐縮です。

こういう方向性でしかラクス・クラインとは別のミーア・キャンベルを使う方法を思いつけなかったんです。

なお、本作品はあくまで「入会しなかったミーア・キャンベルさん」を描いたモノでありミーアAAを使用したキャラシートの作成を妨害するものではありません。
「短編SSとは別人」その精神で行きましょう。

1018 名前:言いだしっぺ ◆u8vJSZsR/QV8 [sage] 投稿日:2014/10/03(金) 02:40:48.99 ID:eYGG5BIh
おお、乙です!
なるほど、ミーアをそういうふうに使いましたか~。偶然って怖いですね。
とても面白かったですよ!

自分と全く同じ顔をした女をラクスやキラがこのままほっとくのだろうか・・・・。
いや、やめよう。このミーアは幸せになって欲しい。


1019 名前:浮気 ◆PK4g7ENYu. [sage] 投稿日:2014/10/03(金) 08:27:59.20 ID:1jpE7J31
短編乙でした。

こういう基本純愛もいいですね。
こんな抗議が有ったなら、ダディは即ラクスの画像の改変を別なものに変えるでしょう。
無関係な人を巻き込むのは本意ではないですので。

しかし、エロ的には当日参加していた女性陣の
茶髪の若い女の人
グラマーな熟年の人
が誰を想定しているのか気になるw
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